07-02お気に入り機能を実装する [アプリのデータ保存]
このセクションでは店舗をお気に入りに設定する機能の実装を通して、アプリのデータを端末に保存する方法を解説します。
- iOSアプリでデータを保存するにはいくつかの方法がある。
- User Defaultsを使うとKey/Value方式で任意のオブジェクトを保存することができる。
- User Defaultsにはデフォルト値を設定することができる。
iOSアプリでのデータ保存
iOSではアプリ使用中にホームボタンを押すとホーム画面に戻り、アプリはバックグラウンドに移行します。バックグラウンドに移行したアプリは一時停止状態でメモリ上に存在し、ホームボタンを2回押ししてアプリを選択するとフォアグラウンドに復帰します。
バックグラウンドに移行したアプリはいつまでもメモリ上に存在し続けられる訳では無く、他のアプリがフォアグラウンドで大きなメモリを使う場合などにシステムがメモリ不足を検知するとバックグラウンドのアプリは終了されてしまいます。
アプリが終了されてしまうと次回起動時には以前の状態は再現されませんが、それではアプリの利便性が大きく損なわれてしまいます。そのため、Cocoa Touchフレームワークではデータを端末内に保存するいくつかの方法が提供されています。ここではその中でも手軽にデータを保存する方法であるUser Default
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