4章 Node.js

Nodeはサーバ側で実行するJavaScriptの仕組みを提供しています。本章では実行環境の構築から各オブジェクトの説明を記述しています。

Node.jsとは

Node.jsは「サーバサイドJavaScript」と言われていて、JavaScriptをサーバサイドの実装言語として使用できることを意味しています。クライアントサイドと同じ言語で開発できるため、開発効率が上がることが期待できます。

最近では、JavaScriptエンジンにもJITが搭載されるようになり、処理速度が大幅に向上しているようです。サーバサイドでよく使われている他の言語との差もほとんどないといえます。

サーバサイドJavaScriptには、「CommonJS」と呼ばれる標準化が策定されています。これはサーバサイドでJavaScriptを実行するのに何が必要かを仕様として、定義しているドキュメントのことです。Node.jsは、このCommonJSに準じて開発されています。今からサーバサイドJavaScriptを始めれば、CommonJSの仕様のバージョンアップとともに技術力も向上していけると思います。

Node.jsは「シングルスレッドベースの非同期処理環境」という特徴を持っています。非同期であるということを考えるとサーバサイド側でマルチスレッドでのロジックを組むことを考えます。シングルスレッドでどうやって、非同期処理を行うかというと、「イベントループ」と呼ばれるアーキテクチャを用いて、非同期処理を行っています。

開発環境を準備する

ここではNode.jsを実行す

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