4.2.1テキストファイルのアクセス
ファイルアクセスは、データを保存する上で必要不可欠な機能です。Javaにもファイルアクセスのための機能が一通り用意されています。これらは「java.io」パッケージの中にまとめられています。
ストリームとは?
ファイルアクセスのためのクラスは「ストリーム」と呼ばれるものとして用意されています。ストリームとは、外部とのデータ送受を抽象化した概念、といえばよいでしょうか。これはファイルに限らず、あらゆるI/O(Input/Output、入出力。外部とのやり取り)を抽象化したものです。
プログラマはデータを送受する必要が生じたとき、その用途に応じてストリームを用意し、これに対してデータを送受します。ストリームはそれが示す接続先のファイルやプリンタ、ネットワークを経由した先などにデータを送受します。
ストリームという形でまとめることにより、あらゆるデータの送受が共通した方法で行えるようになったわけです。プログラマはストリームの先が何につながっているかをそれほど意識することなく、すべて同じような感覚でデータ送受を行うことができます。
ストリームは1つしかないわけではなく、用途に応じてさまざまなものが用意されています。ここではファイルアクセスに関連するストリームに絞って説明をします。まずは、テキスト関係からです。
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