Eclipse 4.4ではじめる Javaプログラミング入門 Eclipse 4.4 Luna対応

JavaFXによるGUIプログラミング - JavaFXの基本を覚える

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3.1.5例外を送り返すthrowsについて

このstartメソッドでは、ちょっと見慣れないものがメソッドの引数の後についていました。throws Exceptionというものです。これは一体、何なのでしょうか?

これは、例外を発生させることを示すものなのです。例外というのは、前に例外処理(try構文)のところで説明しましたが、Javaではさまざまなエラーを例外という形で発生させ、処理するようになっていました。例外が発生すると、tryという構文を使ってそれを受け取って処理できましたね。

が、場合によっては、tryで例外を受け取りたくない、という場合もあります。

例えば、メソッドAに例外処理が実装されていて、この中からメソッドBを呼び出している、という場合を考えてみましょう。このメソッドBで例外が発生した場合、どうするのがいいでしょうか。同じような例外処理をメソッドBにまた作るのは無駄な気もします。メソッドAにそのまま例外を送り返してしまえば、そこで例外処理してくれるはずなのですから。

図3.5メソッドAからメソッドBを呼び出し、そこで例外が発生するとき、throwsがあれば呼び出し元のメソッドAに例外が送り返される。

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