Eclipse 4.4ではじめる Javaプログラミング入門 Eclipse 4.4 Luna対応

JSPによるサーバーサイドスクリプト - その他のサーバー関連機能

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5.4.4セッションについて

複数のページ間で自由に行き来するようなプログラムの場合、引き続き利用しているユーザかどうかといったことを確認する必要が生じる場合があります。例えば、パスワード認証を行ってアクセスするようなサイトでは、最初にログインをし、他のページにアクセスするときには常にログインされているか否かをチェックしながら動く、というようなことをよく行います。

このようにクライアントとの接続を識別するのに考え出されたのがセッションという仕組みです。セッションとは、サーバーとクライアントの接続を意味するものです。サーバーにユーザがアクセスすると、そのサーバーとクライアントの間には1つのセッションが確立されます。どのページにアクセスをしていても、常にこのセッションは共有されます。同時に複数のユーザがサーバーにアクセスしても、セッションはクライアントごとに独立して作成されます。各ページからこのセッションはどのクライアントとの接続かということを調べることで、特定のクライアントを追跡し続けることができる、というわけです。

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