Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

位置情報を利用する(CoreLocation/MapKit) - 位置情報の利用許可を受ける

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10.4 位置情報の利用許可を受ける

位置情報というプライベートな情報を扱うためには、ユーザーの事前承認も必要です。承認手続きのプログラムは、のちほど説明しますが、まずはユーザーに許可を促すメッセージをInfoプロパティに追加しておきます。

位置情報の利用許可を促すメッセージ

ここではExtensionターゲットではなく、iOSアプリターゲットのInfoプロパティを追加していることに注意してください。実際に位置情報を利用するのはExtension側なのですが、位置情報の利用承認に関してはExtensionのオーナーであるiOSアプリ側で行います。本アプリを最初に起動した時にはiPhone側にメッセージが現れます。Apple Watch側には何もメッセージは現れません。

利用許可メッセージはiPhone側に表示される

初期起動時にiPhoneがカバンの中などに入っていた場合には、このメッセージを見逃してしまいます。Extension側プログラムでは、この状態を想定してApple Watch画面上に何らかのメッセージを表示する必要がありますが、先ほどStory boardに追加した画面はこのためのものでした。

(左)iPhoneを操作してもらうためのメッセージ。(右)iPhoneがロックされている状態

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