Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

iPhoneからApple Watchへアクセスする - iPhoneからApple Watchへの情報伝達

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8.1 iPhoneからApple Watchへの情報伝達

アプリの構造を見ながら情報伝達の方法を理解していきましょう。まずはApple WatchからiPhoneへの情報送信の復習です。本アプリではWatchLogアプリと同様に、Apple Watch側のボタンイベントをWatchKit Extensionが受信し、Watch KitのopenParentApplication:reply:メソッドを呼び出すことでiOSアプリのApp Delegateにリクエストを送信します。

AppDelegateは、このリクエストをアプリ内通知(NSNotificationCenter)を使ってViewControllerへ伝え、ViewControllerが指定ボタンの○×を描き変えるという流れになっています。

Apple WatchからiPhoneへ

この流れと逆に、iPhoneからApple Watchへの情報送信も同様に行えれば良いのですが、WatchKitフレームワークには"openWatchKitApplication:reply:"といったメソッドがありません。それどころかiOSアプリ側から直接WatchKit Extensionに呼びかける方法が何ひとつ用意されていないのです。

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