Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

Apple Watchインターフェイス - レイアウト・ガイドライン

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3.4 レイアウト・ガイドライン

3.4.1 画面全体を使う

レイアウトの基本は画面全体を使うことです。Apple Watchの小さな画面はとても貴重なスペースですので、会社のロゴマークなどの無駄なものを置かないようにしましょう。またApple Watchのベゼルは物理的にスクリーンコンテンツの周りの余白になりますから、スクリーンの端に表示マージンを考える必要はありません。

画面にボタンなどを横並びに配置する際には最大3つに抑えるのが無難です。じつは本書で紹介するFun Pianoサンプルでは4つのボタンを横並びにしているので、本来であればガイドライン違反になるのですが、なぜかアプリ審査を通過しました。Apple Watchのホーム画面も良く見るとアプリのアイコンが4つ並んでいることに気がつきます。したがって4つまでなら指で操作するのに支障はないと思われます。

ボタンを横並びにする際には、テキストボタンではなく画像ボタンを使うようにしましょう。どうしてもテキストにならざるを得ない場合には、1行にボタンを1つだけ横幅一杯に配置するようにします。これは、どの言語に切り替わってもテキストが常に見えるようにするための配慮です。

頻繁に使わないような補助的なアクションの場合は、ボタンを配置するのではなく、コンテキストメニューを利用します。

3.4.2 スクリーンサイズの違いを考慮する

表示するコンテンツは、スクリーンサイズの違い(38mmと42mm)に関係なく同じでなければなりません。デザインする際にはスクリーン空間を埋めるように表示アイテムを自然に拡大/縮小するようにします。

スクリーン上のアイテム(ボタンやラベルなど)は相対的に配置します。相対配置しておけば、スクリーンの空いているスペースを埋めるように適切に拡張されて表示されます。アイテムは左上から右下に向かっ

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