Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

Apple Watchとは - ウォッチ・ファースト

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1.10 ウォッチ・ファースト

コンピュータの世界から比べれば格段にシンプルな状態から始まったモバイルアプリの世界も、その急激な進歩でいまや機能過多だと言ってもいいでしょう。

Apple Watchはデバイスの制約から、よりシンプルな操作や表現を要求しており、Watchアプリをデザインすることは、人間と情報との関わりかたをもう一度整理しなおす機会を与えてくれます。デザインを簡素にし、文字を少なくし、情報を提供する頻度も少なくし、なによりも「ひと目でわかる」ことが重要になってきます。

こういった「情報のアイコン化」というトレンドは、サービスをデザインする際のマナーやルールとして、iPhoneやiPadのアプリにもフィードバックされ、より使いやすいサービスに昇華されていくのでしょう。いずれはそれが、当たり前になっていきます。

モノの摩擦と同じで止まっているモノを動かすのは大変ですが、動き出してしまえば、そこから速度を上げるのは簡単です。アップルがこのような流れを自ら作り出し、周りを巻き込みながらジョジョにその規模を大きくして来たのは、iPhoneやiPadで我々がすでに経験してきたとおりであり、今度はApple Watchを起点にした「ウォッチ・ファースト」な流れが始まります。

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