4章3節 コリントゲームを作ろう
ゲームオブジェクトの色やアニメーションなどをスクリプトから操作できれば、ゲームの表現も更に面白くなります。ごくシンプルな「コリントゲーム」を作って、特にアニメーション操作を使いこなせるようになりましょう。
ビリヤード+アニメーション=コリントゲーム?
この章でのポイントは、マテリアルやテクスチャーなどTransform以外のさまざまな情報の操作と、そしてアニメーション操作でしょう。前章で、ゲームオブジェクトを動かす処理を利用して簡単なビリヤードゲームを作ってみましたが、このビリヤードにアニメーションを追加したら何ができるでしょう?
答えは、「コリントゲーム」です。「強引だ!」といわないで、まぁ考えてみてください。コリントゲームって、知らない人も多いかもしれませんね。ちょっと傾斜のある台で、ボールを打って得点のあるところに入れるゲームです。ピンボールの電子部品を全部取り払ったようなもの、をイメージしてみてください。
物理エンジンを利用すれば、重力を使ったボールの動きは実現できます。が、ただボールを打って落ちてくる、というだけではつまらないので、ピンボールのような仕掛けを追加してみることにしましょう。アニメーション機能を使い、動く障害物をいくつか配置すれば、少しはゲームっぽくなるのでは、というわけですね。
ピンボールのようにボールを弾いたりする機能はないので、「ピンボール風味のコリントゲーム」といったところでしょうか。
この記事は会員限定です。会員登録をすると続きをお読みいただけます。
ログイン / 新規登録