4章2節 アニメーションをスクリプトしよう
Unityでは、アニメーションは非常に重要です。これもスクリプトを利用することで、更に高度な表現が可能になるのです。そのための知識とテクニックをここで身につけましょう!
アニメーションはどうなる?
ここまでは、Updateを使っていろいろとゲームオブジェクトを動かしてきました。けれど、何か忘れてませんか? Unityでは、アニメーションを設定して動かすことができましたよね? というより、こちらのほうが本来の「アニメーション」機能でしょう。
アニメーションを使えば、思ったようにオブジェクトを動かすことができます。が、アニメーションを設定しての動きは、「決まった動き」しかできません。これをスクリプトから操作することができれば、より柔軟なアニメーションを行わせることができるようになるはずですね。
ただし、Unityのアニメーションは、かなり初心者には複雑な仕組みになっています。それまで「アニメーションクリップ」と呼ばれていた旧タイプのアニメーション機能が現在の4.3からはほとんど使われなくなり、「メカニム」と呼ばれる高度なアニメーションシステムが推奨されるようになりました。
メカニムは複雑な動きを作るのに適したものですが、スクリプトからシンプルな動きを操作するような単純なアニメーションは、それまでの「アニメーションクリップ」と呼ばれるものを利用したほうがはるかに簡単なのです。
そこで、ここではアニメーションクリップによるスクリプト処理について説明を行うことにします。メカニムについては、その後で改めて触れることにしましょう。
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