6章3節 迷路ジェネレータを作る!
メカニムによるアバター操作、GUIの表示など、これまで説明してきたさまざまな機能を利用して、迷路をランダムに自動生成して遊ぶ「迷路ジェネレータ」を作ってみましょう。
迷路をランダムに生成するゲーム
ゲームに使うさまざまな機能についてはひと通り頭に入ってきました。この他にもまだ細々と「これは覚えておこう!」といった機能がいくつか残っているのですが、これは実際にゲームを作成して、その中でどう使われているかを見ていったほうが実践的で飲み込みやすいでしょう。
そこで、最後にある程度まとまったレベルのゲームを作成してみましょう。その中で、必要に応じて新しい機能の説明なども取り上げていくことにします。
今回作るのは、「迷路ゲーム」です。というと、「なんだ……」とがっかりする人もいるかも知れませんね。Unityの解説や入門などでは、迷路は「ビギナーでもすぐに作って遊べる」ものとしてけっこう紹介されています。迷路はCubeなどを変形して配置するだけで作れますし、重力エンジンを使えば、Sphereを転がしながら迷路を進んでいくような処理も簡単に実装できます。
が、ここで作るのは、もう少し複雑な処理をする迷路です。どんな迷路ゲームか、簡単に整理しておきましょう。
迷路は自動生成する
毎回、迷路はランダムに自動生成されます。つまり、常にそれまでとは違う新しい迷路が作られるわけですね。ランダムに作られるので、難易度的に簡単な場合も難しい場合もあるでしょうが、そのあたりは「時の運」と考えましょう。
アバターを使う
迷路は、アバターを使うことにしましょう。アバターを操作し、ゴールとなる地点まで辿り着けばクリアです。パワーのパラメ
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