6章2節 GUIを作ろう!
ゲームはキャラクタや背景だけでできているわけではありません。さまざまな操作や設定を行うための、ボタンなどのGUI部品もゲームには必要です。これらGUI部品の作り方と使い方をここでマスターしましょう!
ゲームのGUIって?
ゲームというのは、ただキャラクタを操作するだけの機能があればいいわけではありません。一般的なアプリなどと同様に、さまざまな設定などが必要となることもあります。例えばレベルの設定などゲーム自体の設定もありますし、使用する武器を切り替えたりといったゲーム進行上の設定などもあるでしょう。
こうしたものを、すべてゲームオブジェクトで作っていくのはあまり効率的ではありません。また設定のためのゲームシーンを作るとなると、そのシーンに切り替えて、再び直前のゲームシーンの状態に戻すなどの余計な手間がかかります。今のシーンにオーバーラップするようにして設定が表示されれば、ゲームシーンとシームレスに設定操作が行えます。
こうしたゲーム内における設定などを行うためのGUIを作成する専用機能がUnityには用意されています。その使い方をここで説明していきましょう。
GUIはスクリプトで作る!
「GUIが作れる」といっても、これまでのゲームオブジェクトのような形で作成するわけはありません。<GameObject>メニューや<Assets>メニューを探しても、ボタンなどのメニューは見つからないでしょう。
UnityのGUIは、実はモデルを使わず、すべてスクリプトを使って作成するのです。UnityのライブラリにはGUI部品のためのクラスが用意されており、そのインスタンスを作ることで画面上にGUIを表示できるようになっているのですね。
もちろん、作ったGUIはただ表
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