8章1節 スタートシーンを作ろう
まずはゲーム開始について考えてみましょう。多くのゲームでは、まずタイトルなどが現れ、クリックするとゲームを開始します。この「スタートシーン」の作り方について考えてみましょう。
スタートシーンを作ろう
前章では、ごく簡単なゲームを作成しました。これらは一応遊べるようにはなっていましたが、まだまだ完成とはいえません。ゲームとするには、あまりにシンプルすぎるためです。ゲームには、もっとさまざまな肉付けが必要です。こうした「ゲームに追加するもの」について、最後に考えていくことにしましょう。
ただし! 今回もまた難しそうなスクリプトが登場しますが、それらは「全部理解しよう」なんて考えないで進めてくださいね。何度もいいましたが、ここでの目的は「ゲーム開発の流れをイメージできるようにすること」です。「1つ1つの命令を暗記すること」ではありません。いずれ、自分なりに興味が湧いてきてスクリプトの勉強を始めたら、必ず「読み返せば役に立つ」ようにスクリプトを書いてありますので、今は深く理解する必要はありません。スクリプトの解明は、いつか改めて勉強をする時の、お楽しみにとっておいてください。
さて、今回サンプルとして利用するのは、前の章で作成したアイテム探しゲーム「Adventure」です。これに、いろいろな肉付けをしていくことにしましょう。最初に、Adventureプロジェクトを開いておいてください。
<File>メニューから<Open Project...>メニューを選ぶと、プロジェクトを選択するウインドウが現れます。以前、使用したプロジェクトは、ここに一覧で表示されますので、その中から「Adventure」を探して選択し、「Open」ボタンで開きます。
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