見て分かるUnityゲーム制作超入門

アニメーションの基本を覚えよう - 物理エンジンと物理特性マテリアル

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4章3節 物理エンジンと物理特性マテリアル

物が下に落ちる。ぶつかって跳ね返る。そうしたアニメーションに欠かせないのが「物理エンジン」という機能です。ここでは物理エンジンの設定と、その挙動設定に欠かせない物理特性マテリアルについて説明をしましょう。

物理エンジンは「重力」を作る!

Unityのアニメーションは、アニメーションクリップを使ったものだけではありません。その他にも重要なアニメーション機能がいくつかあります。中でも、ゲーム作りに不可欠なのが「物理エンジン」を使ったアニメーションです。

物理エンジンというのは、モデルに物理的な法則による動きを与えるものです。「物理的」なんていうと難しそうですが、私たちが普段暮らしている世界というのは、さまざまな物理法則に支配されています。例えば、空中で物を離せば下に落ちますし、物と物がぶつかれば跳ね返ります。

が、3Dの世界では、そんなものはありません。先ほどソーラーシステムを動かしましたが、太陽も地球も宙に浮いたままで下に落ちたりはしませんでした。Unityのシーンには、重力がないからです。ただ、与えられた場所に配置され、そこで指定のアニメーションクリップで位置や向きを変更する、それしかできないからです。

が、物理エンジンを組み込むと、そこには物理的な力が生じるようになります。物は下に落下し、ぶつかれば跳ね返ります。そうした、現実世界で当たり前の動きを与えるのが物理エンジンなのです。

:これまでのUnityのシーンでは、モデルは配置したままだっ

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  • 著者: 掌田 津耶乃

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