8章3節 演出を考えよう
ゲームでは、演出が重要です。アイテムを取った時に特殊なエフェクトが表示されたり、あるいはゲーム中に仕掛けたトラップで思わぬ事態に遭遇したり……。こうした「演出」の実装について考えてみましょう。
アイテムやトラップの演出
だいぶゲームらしくなって来ました。後は「演出」と「トラップ」ですね。
「演出」は、さまざまな操作の表現をよりゲームらしくする、ということです。例えば、ここではアイテムを探していきますが、アイテムを取る時、ただ消えるだけでは、ちょっとおもしろくありません。取った時に派手な演出があれば、ずいぶんと雰囲気も変わりますね。
また、たいていのゲームではトラップ(罠)」が仕掛けられているものです。どんな形で、どういうトラップを用意すると、ゲームの難易度があがってくるか、ということを考えるのも重要です。あまりトラップだらけだとプレイする気が失せますが、まったく危険がないのではアドベンチャー(冒険)にはなりません。
そこで、今回は演出とトラップのサンプルとして、以下のようなものを考えてみましょう。
- 演出 アイテムを取った時、パーティクルシステムを使って光の粒がぶわっと放射されて消えるようにする。
- トラップ ハローを使ってフォグ(霧)のようなものを表示し、そこに触れると残り時間がみるみる減っていくようにする。
アイテムの演出は、既にあるアイテムにパーティクルシステムを追加し、接触した時に、これを表示するようにすればよいでしょう。またトラップは、新たにハローを表示するゲームオブジェクトを作り、スクリプトでこれに接触した時の処理を追加すればよいでしょう。
では、順番に作っていきましょう。
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