4章1節 モデルとアニメーション
アニメーションの基本は、アニメーションクリップと呼ばれる部品です。これを作成してモデルに設定することで、モデルを自由に動かすことができるようになります。まずはモデルを動かすアニメーションの基本についてマスターしましょう。
ゲームオブジェクトとアニメーションの関係
Unityは、3Dソフトではありません。「ゲームを作る」ためのソフトウェアです。3Dのグラフィックを作るのも、あくまで「ゲームの部品」として、です。したがって、ただモデルを作っただけでは意味がありません。それを動かして、ゲームにするためのものなんですから。
つまり、Unityのさまざまな部品(ゲームオブジェクト、って呼んでいましたね)は、「動かす」ことを考えて作られることになります。この「動かす」という部分を担当するのが「アニメーション」です。
ただ「動かす」といっても、マウスでドラッグして移動する、というようなものではありません。一般的なゲームを思い浮かべれば、すぐにわかるでしょう。キーボードやマウスなどの操作に応じて、あらかじめ用意したキャラクタが移動したり、あるいは他のキャラクタが決まったルールに従って動きまわったりする、そういう「動き」です。
ということは、それぞれのモデルに「動き(アニメーション)」の情報が設定できるようになっている、ということなのです。
このアニメーションは、Unityでは、以前から用意されている方法と、新しい、より複雑なアニメーションを作成できる方法とが用意されています。ここでは、以前から用意されているレガシーアニメーション(旧アニメーション)機能から説明していきます。
このアニメーションでは、2つの部品が用意されます。それは「クリップ」と「コンポーネント」です。
この記事は会員限定です。会員登録をすると続きをお読みいただけます。
ログイン / 新規登録