3-8クラスTips166 プロパティを作成する
Level1
Pointプロパティの作成(@property、@synthesize)
Objective-Cでは、C言語やC++と違い、プロパティという名前を使ったデータアクセスが可能です。
普通は、オブジェクトのインスタンス変数のデータを扱う場合は、アクセッサと呼ばれるメソッドを作りますが、これを簡単に使えるようにしたものがプロパティです。
プロパティの宣言は、以下のように記述します。
@interface クラス名
{
型名 インスタンス変数
}
@property (属性) 型名 インスタンス変数;
@end
プロパティを宣言する場合には、@propertyを使って、アクセスするインスタンス変数名を指定します。アクセスするインスタンス変数の種類によって、属性を指定することができます。
通常、NSString型のようなオブジェクト型は、「(retain)」というメモリを連動して解放する属性を付けます。また、int型やdouble型のようなネイティブな型の場合には、属性は付けません。
プロパティ名とクラス名が異なる場合は、@propertyで次のように指定し、別名でプロパティの宣言を行います。
@interface クラス名
{
型名 イ
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