3章1節 スプライトを使いこなそう!
2Dゲームは、「スプライト」というゲームオブジェクトを使って作ります。このスプライトを使いこなすことが、2Dマスターの第一歩なのです。まずは、スプライトがどんなものかひと通り頭に入れておきましょう!
スプライトって?
ここまで、Unityのシーンを構成するゲームオブジェクト(一般的なモデル、ライト、カメラなど)の基本的な使い方について説明をしてきました。中には、「オレは2Dゲームを作りたいのに、なんでこんな3Dの説明ばっかり読まないといけないんだ?」と思ってた人もいたかもしれません。
お待たせしました! ようやく、2Dゲームの説明に入ります。Unityの2D機能というのは、一体どういうものなのか? それは、一言でいえばこうなります。
3Dのゲームに、「スプライト」という2D用のゲームオブジェクトを追加した。
――以上。えっ、それだけ? そう、それだけなんです。
もともとUnityでは、3Dでのゲーム作成のために充実した機能を持っていました。2D/3Dという違いはあっても、「シーンにゲームオブジェクトを配置する」という基本的な考え方はそのまま利用することができます。3次元は、2次元を含んでいます。3次元のシーンを固定し、決まった位置から撮影すれば、それだけで2次元のシーンになります。
必要なのは、「2Dシーンとして配置するゲームオブジェクト」だけなのです。それが「スプライト」です。
スプライトは、厚さのない平面のゲームオブジェクトです。このスプライトには、あらかじめ用意しておいたイメージデータなどを使い、キャラクタのイメージを貼り付け表示させることができます。ただ表示させるだけでなく、例えばキャラクタが動くいくつかのイメージを切り替えてアニメーションさせたり、キャラクタ同
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