1-1 SwiftとMac/iOS開発
ポイント:ビギナーにもやさしいSwift
- Objective-Cはわかりにくい。2つの言語文法が合体した形になっており、慣れないと混乱する。また、やたら記述が長ったらしくなるのも問題。
- 言語の基本設計が既に古くなっており、昨今のモダン言語に比べると文法的に見劣りする部分がある。
- メモリ管理など面倒な部分が多い。自由度は高いが、それが逆に多くのバグを誘引する遠因となってもいる。
こうした問題を解決することができれば、今まで以上に幅広い人間がMacやiOSの開発に参加してくれることを期待できるでしょう。そこで開発されたのがSwiftでした。
Swiftは、快適にプログラミングを学び、コーディングできることを考えて設計されています。この特徴を整理すると以下のようになるでしょう。
- 「プレイグラウンド」というインタープリタ的にソースコードをその場で実行し、評価できる機能を標準搭載している。これにより、プログラミングに不慣れな人も少しずつ動かしながらSwiftを学ぶことができる。
- モダン言語で採用されている便利な機能を大幅に取り入れており、わかりやすく、しかも強力な文法になっている。
こうした多くの特徴により、SwiftはObjective-Cにはなかった「ビギナーにもやさしい開発言語」に仕上がっています。
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