Eclipse 4.4ではじめる Javaプログラミング入門 Eclipse 4.4 Luna対応

グラフィック・ファイルアクセス・スレッド・日付/テキスト処理 - さまざまな値の処理

Icon comment count 0
Icon stock count 0

4.4.1日時の値について

Javaではさまざまな値が使われます。その多くは、基本型の値の組み合わせではなく、そのために用意されたクラスのインスタンスを利用します。ここでは、比較的重要な値の利用方法についていくつか説明していきましょう。

まずは日時の値についてです。日時の値は、大きく分けて2種類のクラスとして用意されています。

Dateクラス

Javaに最初から用意されていた日時を示すクラスです。ただし、各国語の表記や時差などに対応する機能を持っていなかったり、暦への対応が不完全であるなどの問題を抱えていたため、現在ではDateインスタンスを直接newで作成して日時の値を扱うことはありません

Calendarクラス

カレンダー(暦)のクラスです。このクラス自体は抽象クラスであり、これを継承してさまざまな暦のクラスを用意して使います。Java標準では、GregorianCalendarというグレゴリオ暦のクラスが用意されており、通常の西暦による日時はこれを使います。

Calendarは、その暦のシステムに従ってDateを解釈し、日時を示します。現在では、このCalendarクラスを使って日時の値を扱うのが基本といえます

コメント

    コメントはありません