2.2.9if構文について

Javaには、さまざまな処理の実行を制御するための「制御構文」と呼ばれるものがあります。この制御構文により、状況に応じて必要な処理を実行させたりすることが可能となるのです。基本的な「値と変数と式」について理解したら、次はこの「制御構文」について学びましょう。

まずは、最も多用される「if」構文と呼ばれるものからです。これは一般に「条件分岐」と呼ばれる制御文です。条件に応じて実行する処理を変更するような場合に用いられます。

if構文は、真偽値（trueかfalseの値）を示す式や値、処理などを条件として用意し、その結果がtrueかfalseかによって実行する処理を設定する働きをします。では、if構文の基本形を以下に整理しておきましょう。