Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

Apple WatchとiPhoneでデータを共有する - App Groupの利用

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9.2 App Groupの利用

App Groupを使うためにはグループIDが必要で、このグループIDを持つプロセス同士が同じApp Groupに所属します。言葉で説明するとややこしいですが、実際にXcodeを使ってApp Groupを作ってみるのが理解の早道でしょう。

9.2.1 App Groupを設定する

本章ではQuickDrawというアプリを制作します。いつものようにXcodeでプロジェクトを生成し、WatchKit Appターゲットを追加したら、iOSアプリ側のCapabilitiesタブからApp Groupsを有効にしてください。

CapabilitiesタブでApp Groupsを有効にする(iOSアプリ)

開発者が複数の開発チームに所属している場合には、どのチームのプロビジョニングを使用するかを尋ねてきます。チームを選択してChooseを押します。これでApp Groupと開発チームが1対1に対応しますので、別のチームとグループを組むことはできません。

開発チームを選択

次にiOSアプリを所属させるグループIDを指定します。すでに存在するグループIDを選ぶか、または新しいグループIDを作成します。グループ名は逆DNS方式で、最後に"share"などの目的語を追加したほうが管理しやすいでしょう。

本例では"group.c

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