Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

Apple WatchとiPhoneでデータを共有する - 共有の仕組み(App Group)

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9.1 共有の仕組み(App Group)

通常、プロセスは専用のSandBoxの中で動作し、専用のコンテナ(データやリソースを置く領域)を持っています。このままでは別プロセスのコンテナにアクセスできませんが、App Group登録することによって、特別なグループ用データ領域(共有コンテナ)にアクセスできるようになります。本書ではWatchKit ExtensionとiOSアプリの共有方法を紹介しますが、さらに別のiOSアプリをグループに参加させて、全員でデータ共有することも可能です。

App Groupによる共有コンテナ(WatchKit ExtensionとiOSアプリの場合)

あらゆるプロセスが共有コンテナを使えば、クリップボードのような共有が行えるように思えます。しかしApp Groupには制限があり、違う開発チームが制作したアプリが同一のグループに所属することはできません。ですから他社のアプリとデータ共有することはできないわけです。このようにセキュリティが保たれています。

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