Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

Apple Watchの機能と特徴 - デジタルクラウン(Digital Crown)

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2.2 デジタルクラウン(Digital Crown)

日本語では竜頭(りゅうず)と呼ばれるクラウン。時計の象徴であるこの仕組みをApple Watchではデジタル信号に変えて各種操作に利用しています。

時計には竜頭があり、時刻合わせに使用した

地図や写真アプリの場合にはピンチやズームといった操作に利用され、また住所録のように長くスクロールするリストでは、デジタルクラウンをゆっくり回せば小さく進み、早く回せば大きく進みます。画面をスワイプでスクロールするよりも制御が簡単で、何より画面を隠すことがありません。画面内の小さなピッカーで項目を選択する際にも利用できます。

デジタルクラウンはiPhoneのホームボタンにも相当します。ボタンを押し込むことでホーム画面に戻り、長押しではSiriが呼び出されます。仮にApple Watchを手首から外し、片手に持って使うことを想定した場合でも、デジタルクラウンは非常に便利な位置にあり、Apple Watchを親指一本で操作することができるでしょう。時計文化の資産を活かしている良い例だと言えます。

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