Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

巻末コラム Extensionとネイティブアプリ - Extensionアプリでプロトタイプを作る

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6 Extensionアプリでプロトタイプを作る

watchOS2になってもWatchアプリのインストールにiPhoneは必須ですし、iPhoneとペアリングしなければ利用できないという条件は、まだ数年は続くでしょう。このようにApple WatchとiPhoneの基本的な関係は変わっておらず、iPhoneから離れてアプリを使うシーンは、まだそれほど多くないように思われます。

今後、Apple Watchが生活に浸透して、Watchならではの利用法が見いだされ、Watch側がサービスの主体となるネイティブアプリの割合が増えていったとしても、Extensionのウィジット的な魅力は決してなくならないでしょう。

本書の冒頭でも述べたように、Extensionのスタイルで「iPhoneアプリ資産にレバレッジを効かせる」という開発手法は、Apple Watchなりの作法に準じることでもあります。ですから情報のアイコン化を進める際に、Watchアプリの使い勝手やユーザーインターフェイスを検討する段階ではExtensionアプリで手軽に試してみるのは意味のあることだと思います。

ネイティブアプリ企画時には、まずはExtensionを使ってプロトタイプを作ってみるのが、考え方を整理する早道だと思います。

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