Apple Watchプログラミングの作法 Extensionアプリ/Objective-C対応

巻末コラム Extensionとネイティブアプリ - ネイティブアプリの肝は通信のタイミング

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7 ネイティブアプリの肝は通信のタイミング

ネイティブアプリはApple Watch内でプログラムが動作するので反応が早く、快適な操作性を得られると言われていますが、データ通信の最適化も同様にネイティブアプリの操作性を左右する重要な要素だと筆者は考えています。

Extensionアプリの長所はiOSの機能を手軽に利用できるという事であり、iPhoneとのヤリトリをWatchKitが仲介してくれるので通信を意識したプログラムを書かないで済むことなのですが、これは逆に言うとWatchKitがデータ通信をカプセル化してしまうので、通信によって待たされる状況を予測しづらいという短所になります。

ネイティブアプリではiPhoneとのコミュニケーションタイミングを意図的に設計できるので、必要な場面でのみ通信を行えます。不要な通信が無くなることで、もたつきを感じさせない操作性を実現することができます。

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