1 UIViewのコンポジション
iOSアプリでよくみかけるスライダは、UISliderクラスとして用意されています。これは値を持つUIControl派生クラスです。初期状態ではvalueプロパティの値が0.0〜1.0の範囲を取れるようになっています。valueプロパティの値はインジケータとして表示され、これをドラッグしてvalueプロパティの値を変更することも可能です。
インジケータをドラッグする/しないを別にして、指の触れる位置で値が変化するという点では、今回のステップで作成しようとしているPalletクラスは、7段階の値を指定可能なスライダと考える事ができます。
1.1 UIControl派生クラスPalletの定義
新しいUIControl派生クラス(Palletと命名)のファイルを作り、プロジェクトに追加してください。
前回までのステップでは、ViewControllerが7つの色パッチ用Buttonそれぞれと連携し、パレットの振る舞いをさせていました。
今回はPalletに7つの色パッチ用UIViewを子供として持たせ、これ1つでViewControllerと連携させるようにします。そのため今回のViewControllerの-viewDidLoadメソッドでは、7つのButtonが1つのPalletの作成と置き換わります。
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