親切すぎるiPhoneアプリ開発の本

iOSアプリケーション終了後も値を記録するには? - サンドボックスによる制限

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1 サンドボックスによる制限

Single View Applicationテンプレートでプロジェクトを新規作成してください。Product NameはSandboxとします。

1.1 サンドボックスの定義

Appleではサンドボックス(Sandbox:子供が遊ぶ砂場)という単語を、セキュリティ機能としての制限全般を表すのに使用しているようです。

注意)サンドボックスは、Appleのドキュメント「iOSアプリケーション プログラミングガイド」や「ファイルシステム プログラミングガイド」などで紹介されています。Documentation and API Referenceで「Sandbox」をキーワードにして検索してみるのもいいでしょう

このサンドボックス下では、好きな場所にファイルを作る事は許されません。そのためファイル書き出し時にアプリが最初にやることは、自由にファイルを作ったり削除したりしていいディレクトリを見つける事になります。

ディレクトリ(Directory)とはFinderでいうフォルダのことです。プログラムの世界ではディレクトリの方が一般的で、メソッド名などにもよく現れます。この本でも以後は、基本的にフォルダと呼ばずディレクトリと呼ぶことにします。

1.2 ドキュメントディレクトリ

まずはViewControllerの-viewDidLoadメソッドに、次のような処理を追加してみてください。

↓ ViewController.swift サンプル:19/Sandbox-00
class ViewController: UIViewController {
    override func viewD

出典情報

Medium

親切すぎるiPhoneアプリ開発の本

  • 著者: 國居 貴浩

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