5 おしまい
ささやかなiOSアプリですが、実に、これだけの学習が必要でした。
各画面の切り替えでは、UIViewControllerの知識、文字列入力ではUITextFieldの知識、タッチイベントの検出からオフスクリーン描画、画像ファイルの作り方、保存先の決定、保存ファイル名の自動生成などなど…。
そして、まだまだ改良の余地があります。パレットの色は編集したものがそのまま残るようにした方がいいだろうとか、画面を大きく軽快に動作させたいとか…。不具合もきっとあるでしょう。でも、それはもう無視してください。
次に作るのは自分のためのiOSアプリにしましょう。
カメラを使う、データベースを使う、ジャイロセンサーを使う、通信する。学ばなければならないことはいくらでもありますが、それらの利用法を説明するためにAppleから提供されるサンプルプロジェクトを読み解くこともできるようになっているはずです。
注意)残念ながら、Appleが提供するサンプルソースコードの大半はまだObjective-Cで記述されていますが、使われるクラスやメソッドが同じなので、何をしているか想像がつかないということはありません。Appleのドキュメント「Objective-Cによるプログラミング」や「Objective-Cプログラミングの概念」などを併読しながら読み解いていってください
おまけ
いろいろなサンプルを見始めれば、いずれは遭遇するであろうUnmanaged<型>についてお話しておきましょう。
例えば、連絡先を検索するためのAddressBookフレームワークでは、主要オブジェクトのABAddressBookを作る
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