オブジェクト・プロパティ・メソッド
オブジェクト
JavaScriptでは、ブラウザの各部品や情報をオブジェクトとして取り扱うことができます。そして、このオブジェクトの値を変更したり、値を調べてそれによって違った処理を設定することによって、ブラウザを動的に変更することができるのです。
JavaScriptのオブジェクトは大きく分けると、ブラウザ自身が本来持っている部品や情報を取り扱うナビゲータオブジェクトと、独自に組み込まれたビルトイン(組み込み)オブジェクトの2種類があります。
■ナビゲータオブジェクト
ブラウザ自体の名前やバージョンといった情報や、ブラウザに表示されるドキュメント、画像、フォームなど、ブラウザがあらかじめ持っている部品を取り扱うオブジェクトのことを、ナビゲータオブジェクトといいます。
ナビゲータオブジェクトには階層関係があり、使用する時はその階層関の上から順番に「.」で区切って記述します。たとえばdocumentオブジェクトは、windowオブジェクトのひとつ下の階層にあるオブジェクトなので、「window.document」として表します。ただし、1番上の階層になるwindowオブジェクトは、省略することができます。
ナビゲータオブジェクトの階層関係は、次の図の通りです。
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