2章2節 ライトとカメラの基本を覚えよう
3Dグラフィックを表示するには、モデルを作っただけではいけません。光を当てるライトと、ゲーム画面を設定するカメラが必要です。これらの基本的な使い方を覚え、実際にゲームを動かせるところまで、できるようにしましょう。
ライトを作成しよう
モデルを配置しても、まだこれでは3Dグラフィックは表示されません。表示したとしても、真っ黒な図形の影絵のようなものしか、表示されないでしょう。なぜ表示されないのか? それは「光がないから」です。太陽の光もまったく届かない宇宙空間で物を見ようとしても、何も見えないのと同じです。3Dグラフィックは、現実の世界と同じように「物」があって、それに「光」が当たって、初めて見えるのです。
この光は「ライト」としてUnityに用意されています。ライトには、いくつかの種類があるのですが、ここではもっとも単純な「ポイントライト」を作成してみます。これは、全方向に光を発する「点」のライトです。これをどこかに配置すると、その点から光がすべての方向に発せられます。まぁ、「電球」のようなライトだと考えるとよいでしょう。
<Point Light>メニューを選ぶ
ライトは、<GameObject>メニューの<Create Other>項目のサブメニューから作成します。ここから<Point Light>メニューを選んでください。
この記事は会員限定です。会員登録をすると続きをお読みいただけます。
ログイン / 新規登録