3-8クラスTips180 プロトコルを利用する

Level2

プロトコルを実装する場合は、@implementationキーワードを使います。

実装するプロトコルの名前を「クラス名 <プロトコル名>」のように宣言してから、各メソッドやプロパティを実装します。

1つのプロトコルを実装するには、以下のように記述します。

@implementation クラス名<プロトコル名>
- (型名) メソッド名 
{
  // 処理
}
@end

2つのプロトコルを実装するには、以下のように記述します。プロトコル名を「,」（カンマ）で繋げることによって、複数のプロトコルを使うことができます。

@implementation クラス名<プロトコル名1,プロトコル名2>
- (型名) メソッド名 
{
  // 処理
}
@end

リスト1では、「ICalc」と「IName」という2つのプロトコルを宣言しています。ICalcプロトコルでは、add:メソッドとmul:メソッドを宣言し、INameプロパティでは、nameプロパティを宣言しています。この2つのプロトコルを実装するCalcクラスを定義しています。