iPhone/iPadアプリ開発逆引き大全500の極意

プログラミングの基礎 - Tips58 データ型を変換する

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3-1コードTips58 データ型を変換する

Level1

Pointデータ型のキャスト(キャスト演算子)

あるデータ型の変数を別のデータ型に変換するためには、データ型を明示的に変更するキャストを行います。キャストは、()演算子(キャスト演算子)を使って、次のように記述します。

変数 = (変換前の型)変換元の変数

例えば、long型の変数xをint型にキャストする場合は、「(int)x」と記述します。このようなキャストをダウンキャストと言います。ダウンキャストを行わずに、long型の値をint型の変数に代入しようとすると、値が失われる可能性があるとの警告が表示されます。

同様に、double型のような実数の値をint型のような整数の変数に代入しようとする場合にも、小数点以下の精度が失われるために明示的なキャストが必要になります。

逆に、int型の値をlong型の変数に代入するときのように、値の範囲が拡張される場合、キャスト演算子は必要ありません。自動的に型が変換されます。これを暗黙の型変換と言います。

なお、文字列型であるNSString型からint型は、キャスト演算子では変換できません。NSStringクラスのintValueメソッドやstringWithFormat:メソッドを使います。

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iPhone/iPadアプリ開発逆引き大全500の極意

  • 著者: 増田 智昭, 池谷 京子

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