ゲームオブジェクトとコンポーネント

ゲームを作るためには、シーンの中にさまざまなゲームオブジェクトを作って配置していく、というのがUnity開発の基本であることはわかってきました。ここでは例としてCubeというゲームオブジェクトを配置しましたね。私たちの目標は2Dゲームを作ることですが、2Dであっても基本は同じです。

このゲームオブジェクトというのは、実は単純な1つの部品というわけではありません。ゲームオブジェクトの中には、さまざまな仕組みの細々とした部品が組み込まれており、それらが総合的に機能してゲームオブジェクトというものを構成しているのです。

このゲームオブジェクト内に組み込まれるさまざまな部品のことを「コンポーネント」といいます。ゲームオブジェクトは、たくさんのコンポーネントを組み合わせて動いているのです。

このコンポーネントという部品として各種機能を組み込む方式は、最初から膨大な機能をゲームオブジェクトの中に組み込む必要がない、という利点があります。最初は必要最小限のものだけが組み込まれたゲームオブジェクトを作り、必要に応じてコンポーネントを追加する、という形でゲームオブジェクトを作っていくのです。