3-2 辞書(Dictionary)
ポイント:NSDictionaryを受け継いで一本化
辞書は、Objective-Cに用意されているNSDictionaryおよびNSMutableDictionaryの機能をより使いやすくして標準的な機能にしたもの、と考えるとわかりやすいでしょう。ただし、2つのクラスに分かれていたObjective-Cと異なり、Swiftでは1つの辞書機能があるだけです。
配列と同様、値の追加や削除などが簡単に行えますし、キーや値だけをまとめて取り出したりもできます。ただ、これらの機能は明らかにObjective-CのNSDictionaryから持ち込まれたものです。Objective-Cの辞書機能がわかれば、Swiftの辞書で新たに覚えなおさなければならないようなことはあまりないでしょう。
辞書リテラルの書き方
[ キー1 : 値1 , キー2 : 値2, …… ]
辞書変数・定数の宣言
let 変数 : [ キーの型 : 値の型 ]
var 変数 : [ キーの型 : 値の型 ]
空の辞書の作成
変数 = [ キーの型 : 値の型 ]()
辞書を利用したfor-in の書き方
for ( 変数1 , 変数2 ) in 辞書 {
……変数1にキー、変数2に値が取得される……
}
すべての項目を削除する
辞書 . removeAll()
指定したキーの項目を削除する
辞書 . removeValueForKey( キー
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