3-1 配列について
ポイント:柔軟なSwiftの配列
Swiftの配列は、柔軟性に富んでいます。Objective-Cの配列は、C言語由来の非常に厳格な扱いのものでした。最初に要素数を指定して作成し、以後、要素を増減することなどはできませんでした。
iOS開発などではNSArrayがオブジェクトを保管するための配列として利用されますが、これも要素数が固定されたNSArrayと可変のNSMutableArrayに分かれており、2つを使い分ける必要がありました。また要素の増減にしても、メソッドを呼び出して行うため、直感的な操作とはいえませんでした。
Swiftの配列は、リテラルで記述して作成するのが基本です。Swiftでは値が空の状態(nil)を許可しないため、リテラルを使わない場合は、要素数と初期値を指定して作るする必要があります。
作成した配列は、「+」や「+=」演算子でつなげることができます。また配列に用意されているメソッドを呼び出すことで、特定の位置に値を挿入したり、削除したりできます。値を取り出す際も、インデックス番号を整数で指定するだけでなく、Rangeで指定して一定範囲の値をまるごと配列として取り出したりできます。
配列の書き方
[ 値1 , 値2 , …… ]
配列定数・変数の宣言
let 変数 : [ 型 ]
var 変数 : [ 型 ]
初期化された配列の作成
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