4.1.9色とColorクラス
基本的な図形の描き方がわかったところで、描画に関連する各種機能について説明していくことにしましょう。まずは「色」についてです。
シェイプでもGraphicsContextでも、色の情報は「Color」というクラスのインスタンスとして扱われます。主な色の値は、Colorにあるクラスフィールドを利用できます。たとえばColor.BLUEとすれば青色を指定することができます。
こうしたクラスフィールドにあるような値ではなく、自由に色を指定したい場合には、RGBの輝度をそれぞれ指定してインスタンスを作成することができます。これは以下のように行います。
Color 変数 = new Color( 赤 , 緑 , 青 );
Color 変数 = new Color( 赤 , 緑 , 青 , アルファ );
Color 変数 = Color.color( 赤 , 緑 , 青 );
Color 変数 = Color.color( 赤 , 緑 , 青 , アルファ );
newでインスタンスを作成するのと、colorメソッドを利用するのと2通りのやり方がありますが、どちらでも同じようにインスタンスが作成できます。引数には赤・緑・青の各輝度を0~1の実数で指定します。このほか、第4引数にアルファチャンネルの値を、やはり0~1の実数で指定できます。これを用意することで、半透明の描画を行えるようになります。
では、実際の利用例
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