6 UIImageをPDFファイルとして書き出す
iOSではPDFファイルを作成する事もできます。ただしPDFファイルの場合は、描画処理そのものを記録するので、UIImageからNSDataを作り書き出すのではなく、PDFファイル作成用のCGContextを作り、そこに描画する事でPDFファイルを作成します。
また、PDFは複数のページを持てるので、今描画している画像は何ページ目の画像になるのかを指定する必要もあります。サンプル:20/Imaging-04-pdfを用意したので、興味のわいた人はこの後の説明を参考にしつつ、試してみてください。
6.1 PDFファイル作成用のCGContextの作成
PDF作成用のCGContextを作るには、UIGraphicsBeginPDFContextToDataなどを使います。第1引数に渡すNSMutableDataは、NSDataから派生した管理しているバイト列を追加加工できるクラスです。ページの指定にはUIGraphicsBeginPDFPageを使って、呼ぶたびにページが新しくなります。PDF作成用のCGContextの解放には、UIGraphicsEndPDFContextを使います。
【NSMutableDataクラス】
NSDataのバイト列加工可能版クラス。
【UIGraphicsBeginPDFContextToData】
PD
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