5 Retina対応

iOS Simulatorで、Window→Scale→100%メニューを選択してiPhone 6の表示を100%に切り替えてもらうと画像がRetina画面に最適化されていない事がわかると思います。

CALayerは作成したままだとRetina画面への最適化はされていません。

Retina画面へ最適化するには、それなりの対応が必要です。この本のゴールである落書きアプリでは、最適化までしませんが、ここでは知識として紹介しておきましょう。次の実装はサンプル：13/CustomLayer-06をRetina画面への最適化させたものです。

これらの処理の説明は次のステップでおこないます。

class ViewController: UIViewController {
    override func viewDidLoad() {
            ・・・
        ↓Retina画面へ最適化
        let contentScaleFactor = self.traitCollection.displayScale
        for i in 0 ..< 10 {
            let customLayer = CALayer()
            customLayer.contentsScale = content