5 NSUserDefaults 対 独自ファイル

値を記憶するのにNSUserDefaultsを使うか、自分でファイルを作るのかはプログラマの自由です。通常、取り扱う内容によって使い分ける事になります。例えば、画像データのような大量のデータをNSUserDefaultsに持たせるのは現実的ではありません。

NSUserDefaultsは、プロパティリスト形式のファイルとして書き出されるので、一部分だけの更新という事ができません。写真画像のような大きなデータ（1枚につき500Kバイト程度になる場合もある）は、PNGやJPEGファイルといった画像ファイルとして個別に持つべきでしょう。

注意）日記のように日々蓄積されたり、時々修正されたりするデータにも向いていません。この場合には、CoreDataの利用を検討すべきです。Core Dataに興味がわいた人はAppleのドキュメント「iOS CoreDataチュートリアル」や「Core Data プログラミングガイド」を読んでみてください

次のステップでは、その画像ファイルについて学習していきます。

このステップはこれでおしまいです。お疲れさまでした。